Avril 2007----Chiho わたしは2007年4月に、Maryse先生の3週間ホームステイに参加したChiho
(34歳)です。フランス語は2006年の6月からプライベートレッスンで勉強をはじめ、Maryse先生のコースを受講するまでには70時間強のレッスンを受けてから参加しました。
1) ホームステイ先 chez MaryseMaryse先生の自宅であるホームステイ先は.古い修道院だった建物の内部を改装したものです。
Semur-en-Auxois は、パリから1時間強という近距離にあるということを忘れてしまうような、中世からの歴史ある建物に囲まれたとても静かで美しい街でした。
独立したベッドルームを使わせていただき、毎日の授業の予習・復習に集中するのにぴったりの環境を整えていただきました。
朝や授業の合間など、外の景色を眺めて心が安らぐこともしばしばでした。
こういう環境に滞在できる機会は滅多にない!とうれしくなりました。
2)朝食・昼食 les repas de Maryse 朝食はシンプルにパンとコーヒーを、昼食は毎日違ったフランスの家庭料理を振舞ってくださいました。
朝食時には、前日までに習った内容の復習・練習を兼ねて自分で考えてフランス語を使って話をしなければならず、このプレッシャーは結構きつかったです(笑)
だんだん慣れてくるにつれて、やはり考えながらなので食べる手は止まってしまうものの、間違えても恥ずかしがらずにフランス語を話し、それを先生に直していただくことで「なるほど」と再度習った内容を確認できることを実感できました。食べる手が止まっていると「ちゃんと食べて!」と気遣ってくれました。
昼食時にも同様に、フランス語のスピーキングを練習しながらいただきました。
朝食後のレッスンの合間を使って準備して下さるのですが、すごい手際の良さに感心しました。Maryse先生は常にわたしがおいしく昼食を食べられているかを気にかけてくれて、献立も毎日違ったものを準備してくださいました。
献立の内容は、「フランス人ならみんなが大好きで家庭では頻繁に食べられている」のに
「レストランでは見かけないようなメニュー」を、日本人のわたしたちに紹介しようと考えて下さっているのだそうです。
食事をしながらフランスの食文化や食品の貯蔵法、食事の順番やワインとの組み合わせなど、いろいろな話をして下さり、フランス語だけでなく広範囲で学ぶことができたと思います。
3)Maryseのもてなし l’accueilMaryse先生はとても知的で、話題の豊富な女性です。
日本やフィンランドなどで自分自身も海外生活を体験しているので、海外に来て勉強する生徒への気遣いも人一倍だと感じました。
博識な方なのでもしかしてちょっと近寄りがたいのかな?と先入観を持ってしまっていたのですが、いい意味で人間味にあふれた、とても魅力的な方です。
授業の後に連れて行って下さった教会や古いお城では、その建物や土地にまつわるいろいろなエピソードを細かく紹介してくれ、フランス語だけでなくフランスという国や文化にもますます興味を持ちました。
食事への気遣いだけでなく、ホームステイ生活についてもたびたび不自由はないか気にかけてくれており、本当にありがたかったです。
4)授業 les cours
4月というタイミングが良かったのか、幸運にも私一人で受講することができました。
そのため、わたしの理解の度合いを見てフレキシブルに内容を組んでくださり、弱い点については繰り返し説明してくださいました。
インテンシブコースを受けるのはまったく初めての経験だったので最初は思った以上に疲れましたが、Maryse先生の授業の内容はポイントがわかりやすく整理されており、「なるほど」と理解して自分で使うことができました。
Maryse先生は日本人への教授経験が長いため、日本人の長所・短所をつかんだ教授法を自分で工夫して実践しています。先生のプロフェッショナルとして、間違えたときには鋭い指摘が飛びますが、この繰り返しによって理解した内容を実際に自分で使えるレベルにしていけるのだと実感しました。
生徒が頑張った分Maryse先生もそれに応えて頑張ってくれるので、信頼してついていける安心感を自然と持つことができ、最後まで頑張って勉強することができました。
5)織物教室(オプション) le stage de tissage
職業としてファッションに関わる仕事をしていたため、ホームページで紹介されていた織物教室に興味を持ち、有料で週3回・全36時間の実習を受けることにしました。
オプションのコースは全て先生方のご厚意で、Maryse先生のコースの受講生向けに特別にアレンジしていただいているものなのだそうで、他のルートで日本人が申し込んでも受講できないのだそうです!
織物の先生はAlgranateさんという方で、関西を中心に日本の会社ともビジネスを持っていらっしゃいます。
織物の経験が全くない上、フランス語でコミュニケーションを取らなければならないということで、Algranate先生にとっても教えるのに根気の必要な実習生だったと思います。
ですが、先生は丁寧に一つ一つの専門用語や工程を説明してくださり、わたしが理解できないときは単語のスペルまで一点一点教えてくださるという、とても優しい方でした。
織物は、機織の準備も含めて集中力の必要な作業でしたが、1〜2色の縦糸・横糸を使って単純なパターンを繰り返すだけでこんなに違う表情の布が織りあがるのか!と、とても楽し
んで毎回の作業を進めることができました。1回4時間の実習は長いように聞こえるかもしれませんが、実際は毎回あっという間に時間が過ぎてしまうくらい集中することのできる充実した内容になりました。
フランス語の勉強だけで手一杯かも、と最初は尻込みしていましたが、朝は頭を働かせ、午後は雑事を忘れて体(実際は手ですが、)を動かすというのは、わたしにとってはとてもバランスの取れた時間の使い方になったと思います。フランス語を使うことを実践するのにもお勧めです。